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吹替はいいからUltimate Cutを出してくれぇ!!!
『Watchmen』の原作コミック(翻訳版)を買ってみた。 3,000円超えと1冊としてはかなり高いんだけど、大判だし、フルカラーだし、日本のコミック5冊分と思えば全然安いと思える、そんな内容だったよ。 以前映画版のことを書いたんだけど、それからUltimate Cut版(日本ではリリースされていない215分っていう超ロングバーション…劇場公開版も163分と十分長いんだけどね)っていう存在を知ったり悶々としてきてた。 海外版のUltimate Cutを買ってもイイんだけど、英語がわからんからその前に原作で内容をおさえておけばイイのかなと思って買ってみた。 実はオレ、アメコミデビューっすよ。 この作品は特別なんだと思うけど、まぁセリフや読むとこが多いこと。 特に最終章なんて小説読んでるみたいだったよ。 アメコミっていうと、BOOOOOM!!!とかTHWAKKKK!とか擬音だらけなんだと思ってたら違った。 読み終えての率直な感想は、劇場版が凄く原作に忠実に作られてるってこと。 ザック・スナイダー…やるな。 ところどころ劇場版と違うところとか、劇場版では全く描かれていない話なんかがあったり、何より面白いのは章ごとに本編とは別の資料や読み物があるのね。 まだ読みきれてないけど、これはイイね。 あと、本編に出てくるコミック内コミック『黒の船(tales of the BLACK FREIGHTER)』がイイ味出してるんだよねぇ。 本編に出てくる少年が立ち読みしてる海賊モノのコミックなんだけど、その内容が本編にしっかりとシンクロしてるのよ。 主人公は未来のためと全世界共通の敵であるエイリアンを作り出すオジマンディアスを映してるんだそうな。 読んでいくと、このコミックの結末も気になって仕方なくなるよ。 ロールシャッハの過去話とかムショに入ってからの話とかが結構掘り下げられてたのもGood。 そうそう!!! ちょっと上に書いたエイリアン。 クラーケンみたいなのが出てきて、それをキッカケに全世界が争いを止める(っていうか、矛先が変わっただけだけどね)ことになるんだけど、これは劇場版ではDr.マンハッタンがこの役目を担うんだよね。 個人的には劇場版の方がコレは良かったかな。 とまぁ、こんな感じで改めて劇場版の良さも再発見できるんで、ぜひ原作コミックも読んでほしいな。 あっ、そうだ。 これねぇ。 大判で400数ページもあるから激重なのよ。 読むのシンドかった… |
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ろくぶて
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タ・イ・バ・ツ
ここ数日、ニュースや情報番組なんかで取り上げられてる体罰問題なんだけどね。 体罰って別に今に始まった話じゃないだろうし、すぐにどうにかなる話ではないと思うから、ジックリ時間をかけてどうにかしていくべきだと思う。 それよりも問題なのは、体罰を理由に人が一人死んでるってこと。 これを軽んじてるんじゃないかっていう報道や発言が多すぎる気がする。 橋下市長をバッシングしてりゃ番組が盛り上がるのはわかるけど、そうじゃないでしょ。 オレからすると彼の言ってることは真っ当で、本来だったら廃校もやむなしってところを、まずは根本の原因と思われる体育科にだけメスを入れようってことでしょ? しかも他校の定員を増やす処置などもちゃんとしてるのに、そこは大して取り上げない。 体罰といえば、6年ほど前に相撲部屋での体罰が大問題となったのは記憶に新しいよね。 この時の世間の動きは何の教訓にもなってなかってのが情けない。 マスコミってなんの為にあるんだろうね…と思ってみたり。 あと不思議なのは、こういう問題が起きた学校に未だ入学させようとする親御たち。 自分の子供はそういうメには合わないと思ってるんだろうか。 それとも、大小関係なくどこも同じような問題(体罰)があるから、どこに入っても同じと思ってるんだろうか。 オレにはちょっと理解不能な世界だ… オレも小中高と何かしらスポーツやってたけど、運良く(!?)体罰なんてのは皆無だったからイマイチわからんのは確か。 そういえば、高校の遠征時に某スポーツ有名校の監督が試合中のタイムアウト時に思っきり張り手して怒鳴ってたっけなぁ… それを見てたオレらは「あそこまでされながらやりたくねぇよなぁ」とか言ってたもんだ。 やっぱ、シゴキはアリだと思うけど体罰はナシだよなぁ。 まぁ、その境目が難題なんだろうけどね。 そんな中の昨日、AKB48のメンバーである峯岸みなみがお泊りを週刊誌に報じられたことを受けて、坊主頭での謝罪VTRを公式WEBサイトで公開するってのがあったんだけど、これも体罰に当たるんじゃないのと思ったよ。 VTR録ってる時点で事務所の人間が絡んでるのは明らかなわけで、今こんな時期にやらせることではないよね。 …っていうか、彼女ってばこないだの成人の日にも取り上げられてたから二十歳ってことだよね? 成人した人間が会社に禁止されてる恋愛バレたから坊主頭で謝罪します…はないだろうよ。 本人含め、廻りの人間はもっと大人になろうよ。 問題を起こしたら地方に飛ばしたり坊主頭で謝罪させたり…やってることはそこらの企業と変わらんのだなってこと。 ただ違うのは、それらをパフォーマンスにまで利用するってこと。 芸能界ってホント怖い… まぁVを見ると、中途半端に刈り上げた坊主頭だったりと、何かしらの意図を感じざるをえないんだけどね:-P アレっ!? 話が違う方向に飛んじゃったから今回はココまでっ。 |
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仕様を一部変更する!!!
バンナムのナカツ氏(知る人ぞ知る、元ファミ通編集者)がTwitterでオススメしてた『東京トイボックス』と、その続編『大東京トイボックス』を大人買いしてまった…金もないのに。 中小ビデオゲームデベロッパー「スタジオG3」を舞台に、主人公である天川太陽を中心に様々なドラマが展開される。 太陽は元、大手ゲーム会社「ソリダスワークス」の社員だったんだけど、とあるゲームタイトルをキッカケにソリダスを去って、その後ゲーム開発会社スタジオG3を立ち上げたっていう経歴の持ち主。 パチンコソフトやWEBサイトなどで食いつないできたスタジオG3に大きな仕事が来るんだけど、それが太陽の古巣であるソリダスからっていうところで話が展開していく。 ソリダスはソリダスで、大手にありがちな部署ごとや役員同士のゴタゴタがあったりで目が離せない。 その時その時のゲーム業界の話題…例えば、据置機がソーシャルに喰われる話とか、レーティングの問題とか、児ポ法の話とかが作中にも出てくるよ。 そして最新巻では、ゲームがキッカケで子供がひとり死んで、それに絡む重い話へと突入していく。 まぁ、マンガなんでかなり大げさに描いてるようなんだけど、ゲーム開発の世界を垣間見ることができるんで、ゲーム好きで30代40代にオススメしたいかな。 東京…は全2巻、大東京…は現在9巻までで現在も連載中。 作者が夫婦ってのも、ちょっと面白いね。 |
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アンドロイドは電気羊の夢を見るか?
遅ればせながら。 新年あけましておめでとう。 すっかりFacebook中心な生活になっちゃってるんだけど、時々コッチも更新してこうと思っとりますよ。 2013年最初は『プロメテウス』。 CMで人類の起源がどうのこうのって推してたアレです。 劇場版は観に行けずだったんでBlu-rayを購入。 (以下、ネタバレ満載なんで注意!!!) 巨匠リドリー・スコットが久しぶりにメガホンをとった作品なんだけど、そこら辺は日本のCMではあまり触れてない感じだったよね。 一応、『エイリアン』シリーズから独立した物語として製作されたらしい本作だけど、企画の段階で1作目の前日譚としてスタートしてたようで、モロに1作目とカブるネタが満載。 だから、あえて独立したものじゃなくて前日譚として作り続けて、宣伝すりゃ良かったのにって思うわぁ。 オレの観終わった時の率直な感想としては、リブートした1作目っていう印象だったかな。 1作目で言う、フェイスハガーが出てくるまでの前半部分を濃くした感じのね。 宣伝でバリバリやってた「人類の起源」。 これ実は始まって5分ほどでタネ明かしあるっす。 ちょっとわかりにくいシーンだけどね。 んで、そのシーンでコイツは何なの!?とか、コイツが飲んでた液体は何なの!?ってのを解き明かしてくような展開になってる。 "コイツ"は結局、1作目でいう「スペース・ジョッキー」だったわけで。 それが本作では「エンジニア」と呼ばれる、人類やエイリアンを作った異星人なわけね。 結局、エイリアンはコイツらが作った生物兵器で、人類はエイリアン培養や実験のための人柱っていうオチ。 だからエンジニアは自分たちと同じDNAにしたんだね。 そして、エンジニアと人類、人類とロボット(アンドロイド)の2つの関係を鑑のように描いて、「人とはなんぞや」っていうテーマを描いてるよな気がした。 このへんは『ブレードランナー』に似た印象を持ったよ。 マイケル・ファスベンダー演じるロボットであるデヴィッドが時折見せる感情らしきものの描き方も良かったよ。 本当は感情はないはずなのにね… 実はこれも本作の謎のひとつ。 『ブレードランナー』といえば… 本作やエイリアンシリーズで登場する大企業「ウェイランド」は、企画中に「ウェイランド・タイレル」にしようって話もあったらしいよ。 これはこれで面白かったと思うんだけどね。 今、2周めをiPadのセカンド・スクリーンで観てるんだけど、これイイわ。 いわゆる映像特典を本編観ながら手元のiPadで観れるっていうやつね。 最近徐々に増えてきてる。 その映像特典の中で上のウェイランドの話が出てきたよ。 本作を観る前に、準備として1作目の『エイリアン』を観ることと、プロメテウスの神話についてWikipediaででも読んでおくことをオススメしまっす。 ラストはエンジニアたちの母星に向かうってとこで終わるんで(今回の舞台は、生物兵器研究のための別な星)、続編はあるっぽいね(既に製作に入ってる模様)。 今回解決しなかった数多くのナゾがクリアされることに期待したい。 それくらい、本作のシナリオには悩ましい点が多かったよ。 特に後半の雑さはどうにかならんかったのかな…と。 あと一番残念だったのは、本作のクルーは目的が決まってて選ばれた人たちのはずなのに、まぁお馬鹿さん揃いだったってことかな。 そして、これを観終わってから、速攻で『エイリアン』のBlu-ray BOX(『エイリアン アンソロジー』の廉価版)を買ってまった。 コッチの話はそのうちね。 …で、最後に巷で話題沸騰の吹替版だけど。 実はオレ、本作は内容が複雑そうで字幕では理解できないかもと思ったから、初見で吹替版スタートしたのね。 でもね…開始15分くらいで限界来ますたorz こういう吹替を観ると、その俳優さんが本当に演技ができる人なのかどうかがハッキリするよね。 ゴーリキーはそうじゃなかった。 『プリンス・オブ・ペルシャ』の成海璃子さん以来の衝撃を受けたよ。 吹替の配役って配給会社が決めるのかい!? もういい加減、芸能人枠はなくしてほしい。 もちろん、ちゃんと演技できる役者さんならOKよ。 とまぁ…悩ましい点も多かったけど、SF作品としては映像も超美麗で、わかりやすい展開だったんで観る価値は十分にあるよ。 |